disease.nukimi.com 慢性腎炎 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 慢性腎炎という病気の症状・療法 - |
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top pageへ>慢性腎炎 尿蛋白の程度に応じて安静度の変わる慢性腎炎という病気の症状・療法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
慢性腎炎という病気の分類 慢性腎炎という病気はWHOの分類では慢性腎炎症候群とされています。この病気、慢性腎炎症候群の病理組 織学的分類ではび慢性メサンギウム増殖性腎炎、 び慢性膜性増殖性腎炎、IgA腎炎(最も頻度が高い)、び慢 性膜性腎炎、などに分類されます。 更にこの病気は、臨床症候分類では急性腎炎症候群、急速進行性腎炎症 候群、反復性・持続性血尿群、慢性腎炎症候群、ネフローゼ症候群です。 慢性腎炎という病気とは 蛋白尿、血尿が持続し、高血圧を伴い、徐々に腎機能が低下する病態です。腎臓はネフロンという組織で、尿 を造っています。ネフロンは糸の塊の様な細い腎血管の先端の糸球体とそれを包むボーマン嚢、更にそれに続 く尿細管で出来ています。この糸球体の炎症が慢性糸球体腎炎、即ち慢性腎炎という病気です。 慢性腎炎という病気の発病 慢性腎炎という病気は発病時期が不明で、病気の原因も充分に明らかにはなっておりませんが、免疫上の 仕組み、血小板などの血液凝固異常、糸球体ろ過の過剰などが関連しあって影響を与えていると考えられ ています。 慢性腎炎という病気の種類 慢性腎炎という病気には、一種の結合組織であるメサンギウム細胞の領域が主に侵される増殖性腎炎、基底 膜の上皮細胞側に沈着物を認める膜性腎症、その両者に病的変化が認められる膜性増殖性腎炎などがあり ます。 慢性腎炎という病気の中で尿蛋白が高度でむくみの強いものは治療上特別な配慮が必要なのでネフローゼ症 候群として取り扱われます。 また、この病気は一次性(IgA腎症を含むメサンギウム増殖性糸球体腎炎、膜性腎症、膜性増殖性糸球体 腎炎、巣状糸球体腎硬化症)と 二次性(膠原病、血管炎、糖尿病などによる)にも分けられます。 * 腎障害と高血圧/成人の体内で炎症や腫瘍が認められる状態になると、ミッドカイン(MK)という蛋白質の一 種が作られることを、名古屋大学の分子生物学の門松健治教授と腎臓内科の湯沢由紀夫教授が突き止めた。 それによりますと、ミッドカイン(MK)は血圧を上昇させるアンジオテンシンUの発生を促し、結果的に体全体の 高血圧を招くというもの。実験では、人為的に腎障害にしたマウスで高血圧を発症した個体を分析した。その結 果、腎障害によりマウスの肺でMKが多く産生される事が判明。逆に、遺伝子操作でMKが作られない様にした マウスでは高血圧は発症しなかった。本報告は、米科学誌電子版で2009、05、19に発表されたもの。 * レプトスピラ症;犬の間で広がりつつある可能性のある、レプトスピラという細菌の一種が、宮崎県で確認され ております。 これはヒトが感染した場合には腎障害を起こすことがあり、発熱、黄疸、出血、腎不全に至る場合 もある危険な細菌です。 感染源はネズミなどのげっ歯類を中心に、多くの哺乳類の腎臓に定着するというもの です。 ヒトは菌を含む尿や、尿に汚染された水、土壌に接触することで感染します。(年に20〜40例程度報告 されております。)国内では沖縄県の発生が目立っております。 さらに、都市部でもドブネズミがの保菌から、ヒ トへの感染が確認されております。宮崎県では、2007年の約半年間に亘り12の動物病院で調査し、症状のあ る犬21頭中、 16頭が確定診断されました。 そのうち、嘔吐や黄疸、粘膜の充血、出血などが確認され、9頭が 死亡しました。 国内では犬からヒトへ感染したという報告は有りませんが、 可能性は懸念されており、注意が必 要です。 慢性腎炎、腎不全等関連検査値・基準値 尿量、尿比重、尿潜血、尿沈渣、血清ナトリウム、血清カリウム、血清カルシウム、血清マグネシウム、 血清尿素窒素、クレアチニン、尿酸、リパーゼ、HDLコレステロール、血糖・グルコース、グリコヘモグロビン 一部の腎機能検査の意味 腎臓の糸球体で水分と共に濾過された血液中の代謝産物は原尿となりますが、その際尿細管で原尿中の 電解質(水分、ナトリウム、カリウムなど)とブドウ糖、アミノ酸などの栄養素の再吸収が行われます。 その後尿の排泄で体内水分調節、電解質濃度を一定に保つ、不要な有害物質(尿素、クレアチニンなど)を 体外に排泄、血圧を維持するホルモンや造血調整因子を血液中に分泌しています。腎臓が障害されますと これらの大切な機能が発揮できず、弊害も出てきます。腎機能検査はこれらの障害の原因を早期に把握す るために行われます。 * クレアチニンの意味;クレアチニン値は腎臓の機能の状態を知る重要な検査値です。腎機能が低下してお りますと、 クレアチニンを尿中に捨てる事が出来なくなり、 血中の濃度が高くなる事は良くしられております。 正常値を超えている場合、腎臓の機能が半分以下になっている証拠であり、機能が30%以下になりますと、 貧血、高血圧の症状が出て、血液は酸性に傾斜します。 10%までに落ちますと、人工透析が必要になりま すが、自覚症状は50%以下になるまでは出ません。定期検査値は大変重要なシグナルになります。 * 慢性腎臓病;尿タンパクが陽性になっている場合や、腎臓の機能が低下している状態で、この疾患を罹患し ている場合、心筋梗塞を発症する確率は糖尿病患者さんと同程度であるとされており、慢性腎臓病を減らさな ければ、心筋梗塞や脳卒中を減らす事は出来ないと考えられております。日本腎臓学会の調査では、成人の 13%は慢性腎臓病であるとしております。喫煙、飲酒、肥満は尿タンパクが出る確率を高めます。 top pageへ>慢性腎炎 |
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-この病気の むくみのメカニズム - メサンギウム細胞(通常は1〜2個)や毛細血管の内皮細 胞が大きくなり数も増すため血管内腔が狭まり、血流が減 少します。又、足突起の癒合や基底膜の肥厚が見られ、進 行すると糸球体全体も大きくなり、ボーマン嚢の内腔が閉 鎖されることもあり、糸球体ろ過は減少性、乏尿(尿の減 少)や、むくみをきたします。 -病気の症状 - この病気は無症状のことが少なくなく、検診時、無症候性 血尿、蛋白尿から発見される場合が多い。頻度の高いIgA 腎症も、無症候性淡白尿、血尿で発見される例は60〜 75%ほどです。この病気の症状をあえてあげますと、食 欲不振、疲れ易い、顔のむくみ、顔色が悪い、夜トイレ回 数が多いなどで、殊更、病気意識はないなどです。 慢性腎炎の経過に付いては、病気症例に大きな差があり 蛋白尿と血尿が持続しても腎機能の悪化を生涯認めない例 もあれば、数年で透析療法が必要な進行例もあります。 腎炎という病気の中でも、上気道炎(扁桃炎や咽頭炎など )にかかって1〜2週間後に発症する急性腎炎は病気の予 後は良好ですが、慢性腎炎という病気ででは大部分はいつ 病気の発症をしたかよく分からず、少しずつ進行して慢性 化し腎不全になるものが少なくありません。 - 厳しい管理が求められる腎症 - 糸球体の病気は原発性(一次性)のものと、続発性(二 次性)のものが有り、原因疾患が全身性のものには、 糖尿病性腎症、腎硬化症、痛風腎などの他、ループス腎炎 、アミロイド腎症、紫斑病性腎炎などがあります。 病気が腎不全に移行しないように進行を予防しながら原因 疾患の治療をすることが、重要になります。定期的に通院 し、検診を受けます。 経過中に感冒に罹患した場合や、浮腫、尿の異常、その他 体調に異常を認めたときなど、異常に気づいたならば即時、 受診をしなければなりません。 |
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- 慢性腎炎という病気の療法 - 一端腎臓が侵されますと、不可逆ですので障害は 早期に発見して進行を抑える必要があります。 薬物療法や腎機能の低下に応じた食事療法、安静 と、運動の管理など医師の指示を厳密に守る必要が あります。 特記すべきなのは、食事療法で塩分の摂りすぎと 蛋白質の取りすぎに充分気を付けなければなりま せん。更に普段から、風邪や消化器系の罹患し易い 病気にならないように注意する必要もあります。 過激な運動は避け、女性の妊娠に付いては専門医の 指示を受けましょう。妊娠は腎機能の7割以上あれ ば可能と考えられますが、他の因子(血圧など) なども考慮に入れて総合的に判断する必要があり ます。 - 食事療法 - 慢性腎炎という病気では食事療法が重要ですが、出来れ ば外食を避け、食事は持参します。食塩、蛋白質、エネ ルギー、カリウム、水分などが厳しく制限、管理されな ければなりません。 腎機能が7割以上あれば塩分も軽い塩分制限で済みます 。むくみや高血圧があれば厳しく塩分制限しなければな らない病気です。腎機能が7割以下に低下している場合 は原則、低蛋白食にします。 ただし水分については自覚症状が無い時や、むくみ の無い時は制限を行わなくても良い病気でもあります。 |
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腎機能関連の確認の検査について
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