disease.nukimi.com 肺炎・気管支炎 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 肺炎・気管支炎という病気/症状 - |
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top pageへ>肺炎 肺炎・気管支炎という病気/症状と抗生物質 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
肺炎という病気 肺炎という病気は解剖学上は、実質性肺炎(肺胞性肺炎、肺胞内肺炎)、間質性肺炎(肺臓炎)に・病因別で は感染性肺炎、非感染性肺炎に・発症機序別では嚥下性肺炎、沈下性肺炎、転移性肺炎、医原性肺炎・更には 老人肺炎、院外院内肺炎(市中肺炎・院内肺炎)などに分類あるいは語句使用している病気です。 一般の人が罹り易い病気、市中肺炎は原因菌により定型肺炎と非定型肺炎に分けられます。グラム染色すると 痰に含まれる細菌が、紫色やオレンジ色に染まりますが、定型肺炎という病気がこれにあたり、肺炎の約70 %はこのタイプです。この病気の原因菌は、肺炎球菌、インフルエンザ菌、嫌気性菌、黄色ブドウ球菌、緑膿 菌などがあります。一方、非定型肺炎という病気のタイプはグラム染色しても痰が染まらず、細菌以外の微生 物と考えられ、マイコプラズマ、クラミジア、インフルエンザなどのウィルスやレジオネラ菌などの細菌で起 こります。病気症状も病気の治療法も夫々異なります。
* 肺炎予防(予防策1);肺炎の予防に関しましては、関連の各機関、組織から都度出されておりますが、社 団法人全国老人保健施設協会の 「肺炎予防推進プロジェクト」でも、 啓発イベントが有り、そのプロジェクト でも予防に関する策が発表されております。 同席の日本医科大の木田厚瑞教授(呼吸器内科)は「肺炎は 非常に重症だと腎障害や肝障害、消化管からの出血など様々な臓器の障害が同時に起きる多臓器不全を も来たします。 ですから肺炎の予防は極めて重要です。」とし、「@規則正しい健康的な生活A禁煙B誤嚥 防止C口の中を清潔に保つD糖尿病などの持病の治療E原因菌の約3割を占める肺炎球菌のワクチン接 種」 を提案されておられます。 「肺炎球菌による肺炎は高齢者では高熱が出ないなど症状が乏しく、診断は 遅れがちになります。」 この様に、肺炎は夫々の専門分野からの見地、 見解で活かされた予防策が提案されています。参考になる 策は取り入れて頂けます様に願っております。 誤嚥性肺炎という病気 食べ物や、唾液、胃酸などが気管に入り込んでしまう誤嚥性肺炎という病気は、お年寄りに多く発生する肺炎 です。加齢により、弁がうまく働かず食べ物を飲み込むときに、気管に入ってしまったり、睡眠中にも唾液や 胃液が少しずつ気管の方に流れてしまう事により起きる厄介な病気です。通常むせたり咳で反射的に異物を外 に吐き出しますが、その反射が弱まっているために肺炎になってしまうものです。お年よりは口腔内の殺菌力 も低下しているため、口中の細菌が繁殖し易く、それが唾液と共に肺に入ってしまい、肺炎という病気になっ てしまいます。 * 誤嚥性肺炎の予防;加齢と共に歯の数も減り、あるいは無くなり、筋力や神経も衰え、ものを飲み込む嚥下 機能も低下します。この事が、食べ物や唾液と一緒に口の中の細菌が誤って、気管から肺に入り、誤嚥性肺 炎を起こし易くなります。場合によっては、ご本人が気付かないうちに誤嚥している可能性さえあります。薬を 飲む時むせやすい、 食後咳払いをする事が多いなどを気付かれている場合には、誤嚥の危険信号です。予 防法は @毎食後、丁寧に歯を磨く(口中が汚れていると細菌が増殖し、睡眠中に唾液を誤嚥する恐れがある A入れ歯を含め、歯の悪い人は治療をする Bぶくぶく嗽をする(頬の筋肉が鍛えられる)C歌を歌う(呼吸筋 力や音程を司る喉頭の筋肉の訓練になる/ 舌の出し入れを繰り返しても良い) この中では、歯磨きの効果が 高いと推奨されています。(口への刺激は嚥下に関係する脳神経の働きを良くし、歯の無い人もマッサージ用 の歯ブラシで歯茎をマッサージすると良い)また、食生活もパサパサ、パラパラした乾いたものを避け、顎を上 げて飲み込まない様にする、小食・偏食・栄養バランスに気をつける(免疫力に関係)などが大切です。 肺炎という病気の打診 診察は患者さんが高熱、咳、痰、胸痛を伴うと肺炎の可能性が疑われますが、その他、この病気の場合は、打 診ではドスドス、ドンドンなどの健康でない濁音がしますし、聴診では呼吸音が聞こえない、ブツブツという 水泡のはじけるような音が確認できる病気です。 肺炎という病気の検査 この病気の検査は画像診断、血液検査、喀痰検査などがあります。この病気の原因菌を特定する場合、数日を 要する事が有ります。 気管支炎という病気 気管支炎という病気は慢性単純性気管支炎、慢性化膿性気管支炎、慢性閉塞性気管支炎分類され、特に慢性 気管支炎という病気は非閉塞性気管支炎と規定されています。その他気腫型、気管支炎型、混合型などの病気 分類もあります。 肺炎・気管支炎という病気の症状〜診断、療法 肺炎・気管支炎という病気は発熱、咳、痰、胸痛、呼吸困難などの症状があり、肺炎という病気の場合、胸部 X線で新しい浸潤陰影を認めたときに病気診断されます。CRP陽性、白血球増加、血沈亢進なども認められ ます。痰の培養をして炎症の原因になっている菌を特定し、抗生物質の感受性を確認してその菌に有効な抗生 物質を投与します。C反応性蛋白(CRP)、白血球数、赤血球沈降速度、血清クロール 軽度の気管支炎は内服薬でも治療できますが、進行して肺炎になった場合は、入院し抗生物質の点滴などが 必要になります。肺炎は生命にかかわる病気ですから、慎重に対応する必要があります。急性期は特に 心身の安静を保つ事により、エネルギーの消耗を最小限にして病気の苦痛の緩和と合併症の予防が重要 です。喀痰検査をご覧下さい 以前に気管支炎、肺炎などで入院した事がある人は上気道炎症状が長引いた場合、受診して胸部X線検査 などを受けてください。高齢になって免疫力が低下してから肺炎に罹ると生命に危険があります。 しかし、病気予防のために肺炎球菌ワクチンを接種しておくと5年間は肺炎球菌の予防になります。
CRP(C反応性蛋白);急性の炎症があるときに、血液中に増える物質で、急性炎症が起きると急激に増加して 2〜3日でピークになります。 top pageへ>肺炎 |
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-肺炎- 肺炎は肺の中の肺胞に菌やウィルスが感染して起こります が、最近が原因の場合は細菌性肺炎、ウィルスが原因なら ばウィルス性肺炎という呼び方もあります。風邪はインフ ルエンザ、上気道炎などが続いた場合に発症するケースが 多いようです。細菌性肺炎は口腔内に住みついている細菌 が気管支にはいって気管支炎を起こし、それが進行して更 に炎症を起こすものです。ウィルス性肺炎はウィルスの侵 入により起きる場合や生まれつき体内に棲息するウィルス が肺に増殖する場合があります。 (ホルモン影響例もあリます) |
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- 肺炎という病気 - 病因別の分類方法によりますと肺炎は感染性(感染 源の種類により細菌性肺炎、真菌性肺炎など→肺炎双 球菌性肺炎、黄色ブドウ球菌性肺炎、肺炎桿菌性肺炎 、緑膿菌性肺炎、マイコプラズマ性肺炎、ウィルス性 肺炎)のものと、非感染性(放射性肺炎、薬剤性肺炎 、アレルギー性肺炎など)のものがあり、 解剖学上に分類で、炎症が肺胞の組織(間質)に及 ぶ間質性肺炎、肺胞の中に起こる肺胞性肺炎など部 位による名称などもあります。 風邪などで気管や気管支の粘膜に炎症がおきると菌 が粘膜に付き易くなります。菌の起こした炎症が肺胞 に及ぶと細菌性肺炎になります。 抵抗力の落ちた人がむせたりして唾液や胃液などを気 管内に吸引してしまうと口腔内にいる常在菌(特に 嫌気性菌)により肺の一部が壊死して空洞ができる 肺膿瘍、あるいは肺化膿症もあります。 - 気管支炎という病気 - 気管支の内側の粘膜には粘液を分泌して呼吸と共に 侵入するホコリやバイキンを吸着しそれを線毛の運動 で外側に押し出す働きがあります。この痰は健康な 時は透明で量も少なく粘りも無いので喉にたまらず 咳も出ません。これがタバコの煙、大気汚染、乾燥、 寒冷、感染、ほこり、刺激性化学物質などが入って きた刺激で咳、痰などが出るようになります。 気管支炎はこれらの原因で気管支が炎症を起こす事 であり、元の病気の原因がはっきりしないけれども 加齢などで、防御機構が衰え咳や痰が続くなどの症 状の場合、慢性気管支炎とする事があります。 |
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-気管支炎- 気管支炎は急性と慢性が有りますが、上記にも分類され ておりますが、慢性気管支炎の場合、咳や痰が一年のう ち3ヶ月以上に亘り続き、それが二年以上継続する場合 をいいます。急性気管支炎はウィルスによる風邪が気管 支を中心として発症することが多く、主症状は空咳です 。少量の痰を伴ったり進行すれば強い咳や、胸部、腹部 の筋肉が痛むこともあります。 |
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- 風邪、インフルエンザに注意 - 慢性的に気管支炎などになっている人は風邪などに 罹り易く、風邪を引くと治りにくいものです。 タバコの煙、大気汚染、室内汚染、乾燥空気、冷気 感冒の感染は、憎悪につながります。 さらに、加齢により気管支の粘膜は防御機構の衰え や、汚れ空気の刺激を受けて、弱っている人は、 風邪が原因でウィルス性の気管支炎や肺炎を併発し て重症化する事も考えられます。 その様な人は特にインフルエンザなどの流行の季節 には人一倍注意が必要です。乳幼児、妊婦、高齢者 など、免疫力が落ちていると考えられる人は、死亡 することも有り得るということも心に止めておいて 下さい。 風邪をひいたら何よりもまず養生をして下さい。 温かくして、休養、睡眠を充分とり回復に努めまし ょう。過食を避け、高エネルギー、高蛋白で消化の 良いものを摂り、便秘に気をつけ、禁煙、感冒に罹 らない、受診を怠らず合併症の早期発見治療に努め る様にしましょう。 他の病気が隠れている場合も有りますから医者に罹 るような場合はしっかり病状を伝えられる様に整理 しておくことも大切です。 |
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喀痰検査の概要を御存知ですか? 気管、気管支、肺細胞は健康な人でも普段少量の粘液は分泌されていますが、自覚されることはありません。それが 細菌感染、炎症、刺激などで分泌が亢進しますと気管支腺は増殖し、粘液の量が一定量に達しますと、とたんに自覚 されるようになります。その考えられる原因は下に示されます様に様々です。(また、痰にはリゾチーム、免疫グロブ リンG、分泌型免疫グロブリンAなどに含まれる抗体を含んでおりまして、感染を防ぐ働きを持っています。)
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