肺気腫・病気症状・療法

disease.nukimi.com 肺気腫

- 肺気腫という病気/症状・療法 -

 top pageへ>肺気腫             肺気腫という病気による肺胞壁損傷

     肺気腫という病気

     肺気腫という病気は終末細気管支より末梢の気腔が異常に増大し、肺胞壁が損傷した状態です。ガス交換の

     場となる呼吸細気管支や肺胞及び肺胞嚢など、肺実質と呼ばれる組織に破壊を伴った異常な状態となる病気。

     肺胞壁が破壊されているため肺が収縮できない状態で、外見では胸の部分がビア樽状になるのが特徴の病気

     です。


     
肺気腫のという病気の気腫性変化(肺胞壁の破壊)

     この肺胞が喫煙や大気汚染などの刺激に長期間さらされたり、肺炎などの微生物の感染が繰り返されたりし

     ていると、肺胞の組織が次第に損なわれ弾力性がなくなってきます。ガス交換が出来にくくなっているため

     に、入った空気が出られず、肺胞は膨張し最終的には隣の肺胞と合体し、次第に大きな気腔を形成してきま

     すが、これを気腫性変化といいます。この気腫性変化は病気が原因であったり、精神的ストレスや過労、栄

     養状態などが進行を促進させる要因となることが考えられます。
障害された肺実質は不可逆(元に戻る事は
  
     無い)です。


     
肺気腫という病気の検査、療法

     胸部X線検査、呼吸機能検査などで診断します。禁煙、運動・理学療法、複式呼吸訓練、酸素療法、薬物

     療法などを行います。
                

     
肺気腫関連検査値・基準値

     尿PH血清クロール



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 - 肺気腫という病気の種類 -
 
 肺気腫には巣状型肺気腫、小葉中心型肺気腫、汎小葉型

 肺気腫があります。

 
巣状型肺気腫という病気

 巣状型肺気腫という病気は瘢痕の回りに出来るもので、

 肺機能障害としては最も軽い。

 
小葉中心型肺気腫という病気(右図をご参照下さい

 小葉中心型肺気腫という病気は呼吸細気管支とその回り

 の肺胞に破壊と拡大の生じるタイプ(上記)、膨張、破

 壊のために生じた呼吸細気管支などの気腔は、肺胞が何

 個も合体している事がある(気腫性変化)。末端の肺胞

 嚢は、比較的正常です。若年より発症します。

 (健康な肺胞もご覧下さい

 
汎小葉型肺気腫という病気(右下図をご参照下さい

 汎小葉型肺気腫という病気は呼吸細気管支より更に末端

 の肺胞道や肺胞嚢に更なる破壊・拡大が生じるもので、

 気腔は小葉中心型肺気腫という病気よりも更に大きく肺

 気腫としての
障害は最も重く原型を止めていません。

 
高年齢になって発症します。

 (健康な肺胞もご覧下さい


       
- 肺気腫という病気の症状 -


 普通病気は自覚症状がないまま進行しますが、障害のた

 めにやがて運動時息切れ、咳、痰、などの症状が現れます。

 病気の病状に差は有りますがさらに、呼吸困難(入浴時

 、労作時)が強まり、浮腫、頭痛の他、チアノーゼ、進

 行しますとビア樽上に胸の前後径が広がり、肺気腫患者

 は吸い込んだ空気を吐き出すために唇をすぼめて呼気を

 行う(口すぼめ呼吸)事があり、聴診すると呼吸音が非

 常に弱く、ヒュー、ピーなどのラッセル音が聞き取れる

 など特徴的な症状も示します。


 重症の場合は右心不全、肝腫大、浮腫、チアノーゼ、意

 識状態の低下、バチ状指、消化性潰瘍等の症状が現れる

 辛い病気です。

 
           -健康な肺胞-

-小葉中心型肺気腫-

-汎小葉型肺気腫-

           - 日常生活 -

 感冒に罹らない様に充分注意し、咳を誘発する気道

 刺激物を避けましょう。過食を避け、定期的な受診

 は欠かさず、悪化徴候出現時は、すぐに医師に診て

 もらう必要があります。


 肺気腫という病気は進行すれば、栄養不良や筋肉の萎

 縮が起きたり、抑うつ的気分になったりします。

 その重篤な病気の症状を認識自覚すれば禁煙は当然の

 ことです。喫煙習慣以外にも大気汚染、寒冷、高湿度と

 いった外的要因に、体質、年齢などの内的要因が絡んで

 いると考えられています。肺気腫の病巣が形成されるま

 でには通常は長い期間がかかります。


 肺気腫という病気は少しずつ進行しますが、異常は御

 自身が一番分かる事です。形成した肺気腫を元にもど

 す事はできません。残された機能が進行して、破壊さ

 れないように、日常生活を真剣に改善しなければなり

 ません。


 肺気腫は薬物療法や呼吸筋訓練、腹式呼吸、排痰法訓

 練、在宅酸素療法などがあります。

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