アルコール性肝炎・病気症状・検査

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- アルコール性肝炎という病気症状・検査 -

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     アルコール性肝炎という病気の症状

     アルコール性肝炎という病気は大量飲酒を引き金にして、急性に肝障害の病気症状を示します。過量飲酒後

     に急激に起こる食欲不振、体重減少、疲労感、悪心、微熱などであり、かなり重篤感があります。黄疸や肝

     腫大も確認されます。


     アルコール性肝炎という病気の血液検査

     アルコール性肝炎は血液検査ではビリルビンの増加、GOT−GPTの上昇、白血球の増加、γ-GTP

     他の胆道系酵素ALP、LAPに比べて著しく上昇します。治療は軽症でも回復には、かなりの時間が必要

     で、肝硬変という重篤な病気になり易い特徴もあります。



     アルコール性肝炎という病気の進行

     飲酒によって吸収されたアルコールは肝臓で分解されますが、アルコール分解酵素の少ない人や長期間

     継続的に飲酒を続けている人の場合、肝細胞が破壊され、
脂肪肝→アルコール性肝炎→肝硬変と悪化して

     ゆきます。飲みすぎが続いていると、一つひとつの肝細胞に中性脂肪が溜まって肥大化し、肝臓が全体的に

     腫れてきます。触診で分かる事も有りますが、腹部超音波などの画像診断で明確にわかります。細胞と

     細胞の間には細かい繊維化や好中球(白血球の一種)の浸潤がみられ、肝細胞内にはアルコール硝子体と

     呼ばれる細胞内封入体が認められることもあります。


     
アルコール性肝炎という病気の進行した症状

     アルコール性肝炎という病気は軽度の腹部不快感や疲れ易いなどの漠然としたものが普通ですが、病気が進

     行すると全身の倦怠感、黄疸、肝腫大などが主な病気症状で、初期段階であれば2ヶ月〜3ヶ月の禁酒と肝

     機能活性薬の服用で、大幅に改善します。


     しかし、アルコール性肝炎という病気で、
重症や肝硬変に至っている場合、完全に治癒するのは困難です。

     
また、検診などで数値が改善したからと言ってすぐ飲酒を始めて継続すると劇症性の肝炎になる場合があり

     ます。肝細胞の回復には数値改善後さらに6ケ月〜12ケ月を要します。


     
アルコール性肝炎関連検査値・基準値

     γ-GTPAST(GOT)/ALT(GPT)HDL-コレステロールPIVKA-U

     (
肝炎関連検査値・基準値/尿ウロビリノゲン血清総蛋白LDL-コレステロール便性状γ-GTP

      血清ビリルビン血中アンモニアコリンエステラーゼPIVKA-Uリウマトイド因子α-フェトプロテイン)


     一部の肝機能検査の意味

     肝臓はブドウ糖の合成、アルブミンの血清中蛋白質の合成、生体防御関連物質の合成、脂質代謝調節など

     の機能(過剰コレステロール・ビリルビンの排泄、コレステロール合成、ビタミンを貯蔵)、有害物質の無

     毒化、胆汁合成、血液凝固因子・凝血溶解関連物質の合成があります。肝機能検査は機能異常を確認し、ど

     こで障害があるかを知り、疾患の有無や治療法が適切であるか、効果があるかのマーカー検査として行われ

     ます。

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 - 肝細胞の破壊と炎症の段階の症状 -


 アルコール性脂肪肝や肝硬変では、肝臓の病変は比

 較的緩やかに起こる場合が多いのですが、肝細胞の

 障害される段階のアルコール性肝炎では急に症状が

 出てくる事も少なくありません。この段階でのアルコ

 ール性肝炎では症状は激しく、時に強い黄疸、発熱、

 震え、意識混濁など精神症状を伴う場合もあります。



     
- 女性に高いリスクの肝機能障害 -


 アルコールの許容度は人それぞれです。一概にこの

 量を飲んでいるから、飲んでいないからと断じること

 はできませんが、男性に比較すると一般的には女性

 の方が、アルコール性肝炎になりやすいとされて

 います。アルコールは肝臓以外にも、脳や心臓、脾臓

 などを障害する事があるので、各臓器の検査もする事

 が、望まれます。


          
- 肝硬変に移行 -


 長年多量の飲酒を続けていますと、いずれ肝硬変を

 起こしてしまいます。初めは脂肪肝であったものも

 飲酒の習慣が次第に高じ、肝臓の負担が増大し続け

 ついにはアルコール性肝硬変に移行してしまいます。

 
肝臓の線維化は進み、機能は低下し黄疸、易疲労感、

 腹部不快感、吐き気、 下、上腹部痛などの症状が

 出てくる事が多くなります。肝臓の線維化が進んで

 肝硬変になりますと、健康な細胞には殆ど戻りません。


           - 禁酒 -


 肝臓自体の障害が見られる場合は、
禁酒です。

 飲酒を続ければ、確実に肝障害は進行してしまいま

 す。アルコールには御存知のように依存性があり、

 飲酒習慣はなかなかやめられません。

 依存状態が強い場合は、精神科の医師や、アルコー

 ル問題の専門家に相談して、禁酒、断酒が長く続く

 様にすることが重要です。


 禁酒を続けるためには家族、同僚の理解と協力が必

 要なのは勿論です。アルコール性肝炎は予後の悪

 い病気では有りません。断酒を続けるだけで、病気

 はあまり進みません。




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