胃ポリープ・病気の種類・癌化

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 top pageへ                将来癌化する可能性もある胃ポリープ・種類

     胃ポリープという病気と種類

     胃ポリープという病気は上皮性非腫瘍性隆起病変の総称で過形成性ポリープと胃底腺性ポリープに大別され

     ます。ポリープは消化管腔への明らかな突出を判別できる病変とされ、腺窩上皮が
過形成する過形成性ポリ

     ープ腺窩上皮型(胃ポリープで最も多い、間質の細胞侵潤、浮腫を伴いポリープ表面は糜爛し易い)と幽門

     腺が過形成する過形成ポリープ(幽門腺型粘膜筋板からの平滑筋線維の分布を特徴とし、炎症所見は確認さ

     れません)に分類され、ポリープの形状により分類(下記参照)される事も多くあります。

     
胃底腺性ポリープは過形成ポリープに比べ、若年、女性に多く径が1cm以上、有茎性はまれです。


     自覚症状の乏しい胃ポリープという病気

     胃ポリープは自覚症状が出現する事はまれです。検診時偶然発見される事が多く又、大半の胃ポリープは

     大腸ポリープに比較すると、ガンになり難い。しかし腺腫性ポリープや、過形成ポリープ(ポリポーシス)

     のように将来癌化する可能性のあるものもあります。


     
有茎性と無茎性の有る胃ポリープという病気

     胃ポリープは「胃粘膜上皮が局在性増殖により胃内腔に隆起した病変で、悪性でないもの」と定義されて

     おります。胃ポリープは無茎性のT型〜有茎性のW型まで有りますが、無茎性のものの方が有茎性のもの

     より悪性のものが多いといわれ、過形成性ポリープと呼ばれる炎症性のポリープで小さいものは経過観察

     で良いが、2cmを超えるもののなかには出血する場合があり、ガンが発生する事もあります。


     
ポリポーシスという胃ポリープもある

     時にはポリポーシスといってポリープが多発し外科的に胃を切除しなければならない場合もあります。

     大腸に出来やすく、胃にも出来る
腺腫性ポリープはガン化率が高いといわれていますので、充分な処置が

     必要になります。結腸(大腸)の腺腫性ポリープに比較すると胃の腺腫性ポリープは癌化率は低く、統計的に

     は胃の腺腫性ポリープの中の2〜5%が癌化すると考えられております。

                                                  
                            胃ポリープの分類とポリペクトミー

 通常、問題の無いポリープの治療は内視鏡ポリペクトミーという方法が採用されます。この方法は開腹しませんので、

 患者さんに負担の少ない方法で、入院も短期間ですみます。慢性胃炎がある人は治療後も再発の可能性もありますので

 定期的に検診を受ける事が必要になります。
 
       
    - 問診での注意事項 -


 胃ポリープ切除では胃の中に傷をつくります。出血をしっ

 かり止めるために現在の自分の状況を確実に医師に知って

 おいてもらう必要があります。


 血液凝固障害がないか、心疾患や脳梗塞などで抗凝固剤

 を飲んでいないかを知らせます。又、呼吸不全、肝不全、

 腎不全、糖尿病などの病気のある人は傷の治癒が遅れる

 傾向があります。


       -
胃ポリープ切除後の注意事項 -


 切除後は潰瘍が生じます。潰瘍が治るまで抗潰瘍剤を内服

 します。普通1ヶ月で潰瘍は瘢痕化して治癒します。

 この一ヶ月間は注意が必要です。出血し易いのは術後1週

 間で、中には2週間後に出血した人もいます。


      
 - 出血の無いように注意する事 -


 切除後3週間は重いものを持たない。

 長時間のたち仕事、ゴルフ、腹圧のかかる事を避ける

 消化の悪いもの、生ものを避ける。

 切除後2週間はお粥中心の食事にする。

 脂分の多い食事は避ける。

 切除後4週間は禁酒、禁煙。

 排便時の便の色を観察する。タール状黒色便は出血

 の可能性があります。担当医に連絡します。


    -いざ!という時のためにまず知識を!-


 胃ポリープという病気は細胞の異常増殖で出来た隆起性

 病変のことで、薬物療法で治ることは有りません。


 大概は良性とはいえ、悪性もあります。その場合は適切

 な治療が必要になります。


 胃ポリープという病気の内、ガン化する可能性のあるも

 のは過形成性ポリープと胃腺腫ポリープですが、ある資

 料では、過形成性ポリープでのガンの共存率は約3%、

 2cm以上では10%、胃腺腫ポリープで約10〜15

 %と記述されておりました。(データによりばらつきが

 有ります。)

 

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