胆石症・病気症状・療法

disease.nukimi.com 胆石症

- 胆石症という病気の症状・療法 -

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     胆石症という病気

     肝臓で生産された胆汁は胆嚢で数〜10倍程度に濃縮され貯蔵されます。脂肪の消化吸収及び脂溶性ビタ

     ミンを吸収されやすくするために、胆汁が胆道を通り供給されます。胆汁はコレステロール、胆汁酸、レシ

     チン、ビリルビンなどからなりますが、この際に胆汁中の成分、ビリルビンやコレステロールが結晶となり

     固形化し石(胆石)を形成します。


     
胆石症という病気の胆石の生成

     胆石が生成され易くなります条件は、胆汁成分の変化、胆汁の鬱帯、胆道の炎症
などがあり、これは脂肪の

     過食、肥満、多産、寄生虫の迷入などがそれらを引き起こす因子
となります。 


     胆石症という病気は存在する場所によって胆嚢結石症と胆管結石症に、主成分によってコレステロール系結石

     と色素結石(ビリルビンカルシウム石ー老廃赤血球分解生成物と黒色石)に分けられます。


     
胆石症という病気の症状

     症状がなく、検診で発見されたような場合は、経過を観察するか、内視鏡的摘出術か胆嚢摘出術を受けるか

     決めることになります。胆石発作の激痛が出た場合は、まず疼痛をとる鎮痛剤などによる治療を行い、その

     後に手術を考慮します。胆石症の典型的症状は上腹部から右側肋骨下腹部に
突然起こる激痛です(せん痛

     発作)。一旦発作が起きると数分から数十分間隔で波状的に痛み、背中に放散する事もあり、激痛で冷や

     汗をもかく事があります。胆管結石は石が小さくても、胆汁が流れにくくなってしまうので黄疸や発作が

     出やすいのですが、胆嚢結石では大きくても無症状の場合もあります。胆嚢結石はコレステロールが胆嚢

     内で結晶化、胆管結石はビリルビンが結晶化することが多いとされます。肝細胞から分泌されるビリルビン

     で形成されるビリルビン系の石は胆道感染症の原因にもなり、腹痛、発熱、黄疸などの激しい症状に至り

     ます。


     
胆石症という病気と合併症

     急性胆嚢炎、胆管結石、膵炎、胆嚢ガンなどの合併症を伴っている場合は、生命の予後に影響しますから、

     合併症の治療と胆石除去をします。


     
胆石症関連検査値・基準値

     尿ビリルビン便性状γ-GTP


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           -胆石症の療法-

 
   治療方法     内容
胆石溶解治療 薬により胆石を溶解する
体外衝撃波結石破砕法 体外から衝撃波を当て胆石を破砕する
腹腔鏡下胆嚢摘出術 お腹に腹腔鏡を挿入して胆嚢を摘出する(小孔をあける)
開腹手術 お腹を切開して胆嚢を摘出する

 一般的に脂肪分の多い食事を摂る人や、肥満のひと、精

 神的に緊張を強いられる、ストレスを強く受ける人に多

 発する傾向があるようです。
 
          
- 胆石症という病気 -

 胆管と胆嚢を合わせて胆道といいます。 この途中に石が

 出来るのが胆石症という病気です。胆嚢内にできたもの

 が胆嚢結石、胆管にできたものが胆管結石です。

 
        
- 胆石症という病気の胆石 -

 胆石の組成は最も多いのがコレステロール系結石で(胆汁

 中のコレステロールは胆汁酸などの他の成分に溶けている

 状態で存在しますが、食生活などで胆汁酸とコレステロー

 ルの比率が変わり、胆汁酸の割合が少なくなるとコレステ

 ロールが結晶化しコレステロール結石を作ります)、白っ

 ぽいのが特徴です。


 次が、色素結石です。主成分はビリルビンカルシウムで黒

 〜茶色系ですが、成分が混じりあっているものもあります

 。大きさ、形状は様々で、米粒位から2cm位の結晶もあ

 ります。


       
-胆石症という病気の治療法 -

 
胆嚢結石

 小さな胆嚢結石は薬で溶かす溶解療法が用いられたり体外

 から衝撃で砕く胆石破砕療法も行われます。

 病気の症状が強い時は確実な治療として外科的胆嚢摘出術

 が行われますが、腹腔鏡による摘出術も行われます。

 (単孔式腹腔鏡下手術もご参考にご覧下さい。)

 
 
胆管結石

 外科的に胆管を切開し、石を摘出したり、内視鏡を用いて

 胆汁の出口(乳頭)を切開して、そこから石を砕いたり取

 り出したりする方法も行われます。


 胆石症という病気増加の背景は食生活の変化が考えられま

 す。脂肪の取りすぎは胆石発作の引き金になるので、脂肪

 摂取に注意をしなければなりません。胆石と胆嚢ガンがあ

 る場合も有るので、注意する必要があります。


            -ライフスタイル-


 日本人の食生活は、大きく変わり、欧米化による高脂肪

 食が増え、それに伴い、胆石症という病気に罹患する人

 も増加傾向にあります。胆石症という病気は男性より女性

 に多く(約2倍)、増加傾向は、高齢化もその原因の一つ

 と考えられます。


 色素結石は胆汁中の細菌の作用などが元でできる事が多い

 が、コレステロール系結石は肥満、過食、乱れた食事、ホ

 ルモンや薬の作用、ストレスの影響などで石が作られると

 考えられております。

 コレステロール系結石はライフスタイルが影響する結果の

 一端といえるでしょう。何れにしましても、食生活を見

 直し、高脂肪食などは避け、ストレスを出来るだけ回避す

 るようなライフスタイルが求められます。


 以前の胆石症という病気でいう胆石は色素結石が多かった

 のですが、最近の胆石はコレステロール系結石の方が多く

 逆転しています。40〜50歳代は4%前後の保有率です

 が、70歳代では10〜20%の人が保有しています。

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