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- 潰瘍性大腸炎・病気症状・原因説 -

 top pageへ>潰瘍性大腸炎     潰瘍性大腸炎という病気:原因不明の難病と症状

     潰瘍性大腸炎という病気

     大腸の粘膜に比較的広範囲でただれや潰瘍が出来る病気で、直腸付近から始まり、徐々に奥の方に炎症が進

     み、時には大腸全体に病巣が広がります。原因不明の難病で炎症の頻度に男女差はありません。

     潰瘍性大腸炎という病気は、発病年代は10歳代〜70歳代まで広範ですが、20歳代の発病が頻度が高い。

     1回だけの初回発作型もあり、まれに初回発作に重篤な急性電撃型を示す事もあります。


     
潰瘍性大腸炎という病気の病変部位

     潰瘍性大腸炎という病気の病変部位は、大腸の粘膜と粘膜下組織に限られ、ここに強い浮腫、腺構造の破壊、

     陰窩の膿瘍が確認されます。病変が筋層にまで侵襲することはまず、ありませんが、粘膜欠損の修復、再燃の

     繰り返しが、粘膜萎縮、粘膜組織の線維増生につながり、筋層短縮、内腔の狭隘化を招来して、鉛管状となる

     萎縮性大腸炎型を引き起こす事もあります。


     
潰瘍性大腸炎という病気と食生活

     以前は日本人にはあまり見られない病気でしたが、食生活の欧米化にともない増加している病気です。

     又、親子、兄弟などの近親者に潰瘍性大腸炎の患者がいる場合は、罹患頻度が高く遺伝の素因も考えられて

     います。いくつかの説があります。細菌感染説、細菌アレルギー説、食事アレルギー説、精神身体説、 自律

     神経失調説、粘膜上皮細胞の障害には細胞性免疫を主とした自己免疫説などがあります。


     
潰瘍性大腸炎という病気の症状

     特定は出来ませんが、免疫に関係しているのではないかという見方があります。腸に潰瘍を形成するため

     粘血便(便に粘液や血液が混じる;トマトケチャップ様)や下血、下痢、発熱、腹痛、しぶり腹、低栄養、

     貧血などが症状として出現します。さらに全身性のだるさ、頻脈(脈拍が早い)、関節の痛みといった病気

     症状を伴う事もあります。


    
 潰瘍性大腸炎という病気の種類

     潰瘍性大腸炎という病気は、直腸だけが炎症を示す、直腸炎型、直腸から下行結腸までの左側大腸炎型、全

     大腸炎型に分けられますが、一般的には下痢や腹痛の程度は、直腸炎型では軽度です。症状の軽重は、治療

     の方針の決定に際して重要です。



     精神的なストレスを抱えていると病気の症状を悪化させるといいますが、その病気の症状の発現は個人差が

     大きく、重症〜軽症、病気進行の程度や部位も様々です。



     
* 高度異形成;発症後、10年以上経過した全大腸炎型の患者さんの場合には、大腸癌が発生する危険性の

     高い事が分かっております。 高度異形成は将来的に癌化するとされ、高度異形成が見つかった場合には、そ

     の時点での手術が勧められております。現況では高度異形成の場合、手術(炎症のある大腸を全摘する手術

     が標準です。)以外に方法がなく、抗癌剤などの薬物療法は無効とされております。




     
潰瘍性大腸炎関連検査値・基準値

     便性状便潜血

     (血便の色は出血の量や速度、消化管内の通過時間により異なるが、肉眼では一般的に、食道や胃、十二指腸

     など上部消化管の出血ほど黒っぽく、下部に行くほど暗赤色、鮮紅色になる。消化管出血は肉眼では確認でき

     ず、便潜血反応で確認できるケースもある。潰瘍性大腸炎の場合、一般的には粘液の混じった粘血便、下痢便

     の事が多く、発熱、貧血、腹痛を伴うことが多い。便は固まらずトマトジュース様の下痢便の事も多いとされ

     る。)


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- 病気の症状 -


 〇潰瘍性大腸炎の病気の症状は重症の場合は次に示す通り

  です


 排便回数/  一日6回以上

 顕血便/  +++(高度陽性)

 発熱/  37、5度以上

 頻脈/  1分間に90以上

 貧血/  血色素量10g/dl 以下

 赤沈/  30o/時 以上

 *重症は下血、血便の条件を満たし更に発熱・頻脈の

  どちらかを満たし、更に全基準値の4基準を満たす



 〇潰瘍性大腸炎の病気の症状は軽症の場合は次に示す通り

  です      


 排便回数/  一日4回 以下

 顕血便/  + 〜 -

 発熱/    -

 頻脈/    -

 貧血/    -

 赤沈/  正常値


 *軽症は6基準全部を満たす


 比較的軽症の場合は、家庭で食事療法を続ける必要があり

 ます。基本的には消化の良い、高蛋白、高エネルギーの食

 事、ビタミン、ミネラルが豊富なものです。

 病気の症状の程度を見ながら肉や野菜を加えて行き調味料

 や香辛料は人により受け付けないので少しづつ試しながら

 広げて行くのが良いでしょう。



          - 大腸内視鏡検査 -


 大腸の粘膜にただれの起こる病気は他にも色々あります

 ので、大腸内視鏡で検査をする事が大切です。

 病気の検査は直接粘膜を観察する方法と、ただれた粘膜

 の組織を一部採取して顕微鏡で調べる場合があります。


 早期であれば通院外来で検査も可能です。


 不快な腹部症状が続く場合は早めの受診が大切です。

 重症になりますと、1ヶ月以上の入院必要なこともあり

 ます。


 類似した病気には虚血性大腸炎、過敏性腸症候群、腸結

 核、クローン病など重症で治療困難の病気もあります。
 

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