disease.nukimi.com ウィルス性肝炎語句 | |||
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top pageへ 国内感染で問題になる、A・B・C型肝炎ウィルス | |||
A型肝炎ウィルス ウィルス性肝炎に戻る 1 A型肝炎ウィルスは熱に弱いので加熱して食べることが勧められます。 現在国内でA型肝炎が流行する事は殆どありませんが、貝類などは生食するとA型肝炎に感染する可能 性があります。衛生環境の悪い国外に旅行するような場合は生水や生ものを避け、自分が中和抗体を持 っているかも検査して起きましょう。海外に長期あるいは頻繁に行く場合などは、A型肝炎に対する ワクチンの注射を受けて抗体を造るようにする事もできます。 2 A型肝炎ウィルスは食べ物などを通して経口的に感染 3 一度感染すると中和抗体ができるので二度と感染する事がないと考えられています。 以前日本人は中和抗体を殆どの50歳以上の人はもっていましたが、最近の国内衛生環境が改善された 結果、高齢者でも、中和抗体をもっている人が減少しており、その結果、高齢者のA型肝炎も確認され るようになっています。 B型肝炎ウィルス ウィルス性肝炎に戻る 日本での慢性肝炎の30%はB型肝炎ウィルスによるものとされています。B型肝炎ウィルスのキャリアの 約半分は出産時に母子感染することが分かっています。しかし最近では抗体やワクチンを使う事が、普及 したので、母子感染は殆ど見られなくなりました。 1 成人になって初めてB型肝炎ウィルスに感染した場合は殆ど慢性化しません又、成人の場合の感染は 、殆ど性的接触によるものです。家庭内にB型肝炎ウィルスのキャリアがいる時や、性的な接触をする 相手がB型肝炎ウィルスのキャリアの場合などは、ワクチンの接種をすれば感染を予防する事が可能です。 2 B型肝炎ウィルスキャリアの80%はe抗体が陽性でウィルスの量もごく少ないタイプで一生に亘って 肝炎は悪化しません。しかし、B型慢性肝炎でe抗原が陰性になり、e抗体が出来る様になっても肝炎が 、沈静化しないで肝硬変や肝ガンに進行する例も多く見つかる様になって来ました。B型肝炎の場合は e抗体が陽性になっても安心しないで、専門医を定期的に受診することが必要です。 3 一般にB型肝炎はC型肝炎に比べて進行が早いのが特徴で、肝炎が沈静化しない場合は50歳〜60歳 代までに、肝硬変や肝ガンになってしまうことも少なく有りません。しかし、肝炎が完全に沈静化し、 それ以上悪化する事がなくなる事も多いので、早い時期から専門医に相談して治療を受ける事が大切で す。 4 インターフェロン療法やステロイドリバウンド療法などの治療をしてウィルスが抑制されれば、肝炎は 通常は沈静化します。これらの治療の効果が思わしくない場合には、他の方法もあるのであきらめずに 治療を続ける事は大切です。 5 同じB型肝炎ウィルスキャリアでも、母子感染でキャリアになった人はそうでない人に比べて、治療の 効果が得られにくいとされています。キャリアと分かったなら、日常生活では禁酒、禁煙、緑黄色野菜 を多くとり、精神的に過労とならない様に規則正しい生活を心がけましょう。 C型肝炎ウィルス ウィルス性肝炎に戻る ある統計によりますと、3万数千人のC型感染ウィルス検診で330人に感染が、発見されました。 無症候性キャリアーが45%、慢性肝炎が43%、などで肝硬変や肝ガンに進行していた人も8%いま した。又、肝炎、肝硬変、肝ガンの合計128人の内、ウィルス駆除が期待できるインターフェロン治療 を受けたのは21%でした。脳梗塞などの合併症があるとインターフェロン治療は難しいとされます。 かかりつけ医40人のアンケートでは肝炎ウィルスやインターフェロン治療への認識は、患者もかかりつけ の医師も充分ではない・・とあり、専門医への受診が肝要であることを物語っております。 感染を早く発見し治療を行えば、肝ガンの死亡率低下に繋がる。専門医と、患者の日常を知るかかりつけ 医の協力が欠かせない事も指摘されております。 C型肝炎ウィルス(HCV)は遺伝子の型で1型と2型に分かれます。治療が最も難しい1型でかつ、 ウィルス量が多い場合、かつてインターフェロン単独投与の治癒率は2%であったが、ペグインターフェ ロンとリバビリンの48週投与法であれば62%、2型なら90%になるという報告があります。治癒しな いまでもインターフェロンの少量長期投与で肝ガンを防げるという報告もあります。 日本の慢性肝炎の大半はC型肝炎です。C型肝炎は輸血や入れ墨などにより、血液や体液を介してウィルス が感染して起こります。しかし、最近では輸血用血液は厳重に検査されているので輸血による事故は減って おりますが、完璧とはいえないでしょう。 このウィルスに感染すると患者の約70%が慢性のウィルスのキャリアになり、慢性のウィルスキャリアの 90%が慢性肝炎になります。この肝炎はB型よりも進行は遅いのですが、完全に沈静化することは殆ど 無く確実に肝硬変、肝ガンに進行してゆきます。感染後は一般に無症状で、肝機能検査はほぼ正常にも関わ らず、病気が進行している場合があります。 母子感染も有りますがB型肝炎よりも低いとされています。C型肝炎ウィルスはRNAウィルスと呼ばれる もので表面の構造がどんどん変化してしまうために、適合するワクチンを作ることが困難です。 従って今のところC型肝炎の感染を防ぐには、ウィルスに汚染された髭剃り、歯ブラシなど様々な備品の 共用は避けて、ウィルスが直接体内に侵入するのを防ぐ以外に方法がありません。 C型肝炎ウィルスの感染が疑われた場合、肝機能検査が正常でも専門医に相談し、ウィルスが実際に血液中 から見つかるか、肝臓は本当に正常かを検査して確認する必要があります。ウィルスが見つかった場合は 肝機能が正常であっても定期的に診察を受け、肝機能が変動しないか、長期にわたって観察する必要が有り ます。C型の場合は長い間、肝機能が正常であっても、ある時期から活動性の肝炎が発症してくる事が多く この様になると比較的急速に肝硬変に進んでしまう事があるので注意が必要です。 治療ではウィルスを抑制する目的でインターフェロンが用いられます。その約30%が完全にウィルスが 消失し、肝炎も治癒します。しかしインターフェロンによる治療の場合は長期間行わなければならない上、 高価であり副作用もあります。 インターフェロンの治療は患者の持っているウィルスの量や型によって、どの程度効果があるか大体の見当 がつけられます。そのためインターフェロン治療を行うかどうかに付いては、これらの点を含め専門医の 総合的な判断が非常に重要となります。 又、C型慢性肝炎の場合、時に肝ガンが発生してくるので、超音波検査などの画像診断やAFPなどの血液 中の肝ガンマーカー検査を定期的に行うことも重要です。 肝炎の進展を抑える治療の手段や日常生活上の注意点は、B型の場合とほぼ同じです。 症状が殆ど無いので病気を軽く考え勝ちで、気づいた時には手遅れという場合もあります。 ウィルス性肝炎に戻る |
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